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| 「今週の医療関係NEWS」 2007年5月6日-5月12日 |
◇AED:自治体で導入進む 2年で10倍に−−県も高校に設置検討 /群馬
心肺停止状態の傷病者に電気ショックを与えて蘇生させる医療器具「AED」(自動体外式除細動器)の設置が進んでいる。1台20万〜30万円で「備えあれば憂いなし」と市町村が小中学校などに相次いで導入。県も県立高校での設置を検討している。今年4月、全小中学校に設置した渋川市で部活動中に倒れた中学1年の女子生徒がAEDで一命を取り留めるなど効果も出始めている。
AEDは心臓まひなどで心臓けいれんを起こした際、電気ショックを与えて回復させる器具。従来、使用は医療従事者などに限定されていた。だが、心停止から5分で生存率が50%を切るというデータもあり、迅速な処置の必要性が指摘され、04年7月から厚生労働省認可の操作が簡単なものに限り一般の人も使用できるようになった。
県によると、県内のAEDは04年の28台から06年4月は291台と10倍以上に増加。小中学校や官公庁、福祉施設への設置が進んでいる。使用は万が一の時だけで、バッテリーなどの維持費もかかるが「救える命は救いたい」と導入が加速している。
顕著な成功例が渋川市の件だ。4月25日午後、同市立渋川中学校バドミントン部の女子生徒が体育館でランニング中、倒れ込んだ。顧問らが名前を呼んだが、意識はほとんどなく呼吸も途切れがちだった。倒れてから約4分後に職員室のAEDを装着。救急隊員の到着時には心臓は動いていたという。生徒は数日で退院し、現在は後遺症もなく通学しているという。
最近では、小中学校の完全配備を目指す市町村が増え、前橋市や富岡市は年度内に全校に設置するという。県立高校への設置に向け、予算面の調整を進めている県教育委員会は「早期に全校へ設置したい」としている。【5月9日毎日新聞】
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